【子育て】4歳児の発達と意識したい関わり方を解説!

子どもが成長してきて、ようやく4歳!

心も体も大きく成長し、友達とのやり取りも楽しそう。

成長を実感できているのがとても嬉しいですよね。

しかし、4歳となると体の成長もさることながら、心の成長が大きくなってきます。

他者との競争心が出てきてケンカが多くなったり、または我慢をしたり、年下の世話をしてみたりなど、感情の動きが複雑になっていきます。

今回の記事では
  • 4歳児の発達について知りたい!
  • 4歳児との関わり方について知りたい!
  • 発達を知り、子育ての不安や悩みを解消したい!

というかたにオススメです。

ぜひ子育てに活かしてください!

発達のめやす一覧

身体発育値

体重

  • 4歳0~6か月未満 男子15.99kg 女子15.65kg
  • 4歳6~12か月 男子16.92kg 女子16.65kg

身長

  • 4歳0~6か月未満 男子102.0cm 女子100.9cm
  • 4歳6~12か月 男子105.1cm 女子104.1cm

胸囲

  • 4歳0~6か月未満 男子53.1cm 女子51.8cm
  • 4歳6~12か月 男子54.1cm 女子52.9cm

頭囲

  • 4歳0~6か月未満 男子50.5cm 女子49.6cm
  • 4歳6~12か月 男子50.8cm 女子50.0cm

からだ

  • 「話しながら食べる」など、2種以上の行動を同時に取れるようになる。
  • 左右どちらかの足でもケンケンができる
  • 円を内側からも外側からも描ける
  • 体のバランスを取りながら、ブランコやシーソーなどを楽しむ
  • ハサミで上手に形を切る
  • つま先歩行やかかと歩きができる

ことば・こころ

  • オバケや夢など想像による恐れも増してくる
  • 仲間といることの喜びや楽しさをお互いに感じる
  • 競争心が起き、ケンカも多くなる
  • 仲間の中で不快なことが起きても、我慢できるようになる
  • 複文で話すことができる
  • 時間間隔を表す表現ができ、過去や未来も表現できる
  • 自分より年少の子を世話する
  • 集団で行動したり、遊んだりする

生活習慣

  • 着替えが1人でできる
  • 手伝いの範囲が増える
  • 食事が自分でできる
  • 排泄が自分でできる

発達のめやす【からだ】

全身のバランスを取る能力が発達し、体の動きが巧みになります。

また、道具を使うなどの遊びのレパートリーが広がります。

子どもの安全を確保しながら、独創性を養う環境づくりが求められます。

運動機能の発達

両足どちらの足でもケンケンができ、スキップもできるようになります。

10秒くらいまで片足立ちができるようになります。

また、ジャングルジムやシーソー、ブランコなどの遊びも楽しめるようになります。

滑り台では、ただ滑るだけでなく頭から滑ったり、下から上ったりと、遊びの幅を広げていく時期になります。

~しながら~する

絵を描きながらおしゃべりするなど異なる2つの行動を同時に行えるようになります。

手指の操作

時計回りに円を描くだけでなく、反時計回りにも円を描けるようになります。

これを利き手だけでなく、左右どちらの手でも描くことができます。

また、手本を見ながら線を描いたり、丸や四角などの図形も模写します。

こんなこともできるよに
  • 三角形や四角形を描き分ける
  • ジグソーパズルなどで遊ぶ
  • 楽器を演奏する
  • 粘土で自由に形を作って遊ぶ
  • 版画やスタンプなどの印刷で遊ぶ
  • 平均台を渡る
  • 滑り台で遊ぶ
  • ブランコをこぐ
  • スキップをする

など

ハサミを使ってみよう

4歳になるとハサミを使えるようになり、図形を切り抜いたりもできるようになります。

ハサミの扱い方を伝えるときには、危険性を十分教え、大人が見守りながら丁寧に覚えさせるようにしましょう。

渡し方のルールを伝える

刃を閉じて、刃の方を手に持って相手に渡すように大人が見本を見せてあげましょう。

簡単な切り方から伝える

初めはまっすぐ直線を切るところから行い、ジグザグに切ったり、波線、円形、四角形などの図形の切り方へとステップアップしていきましょう。

工作にチャレンジ

手指の操作が上手になってくると、お絵描きやハサミを使った工作の幅も広がります。

自分でお面を作り、キャラクターになりきって演じる機会を設けることで、表現する面白さを伝えることができます。

発達のめやす【ことば】

語いの数が急速に増え、大人との日常会話もスムーズにできるようになります。

同時に時間感覚が身に付き、記憶をたどりながら表現するようになります。

複文で話すことができるようになる

「それから」「それで」などの接続詞を使いながら、その日に起こった出来事を複文で話せるようになります。

また「しばらく」「1週間」などの時間感覚を表現する言葉も理解し、会話の中で使うようになります。

大人が聞き手となり「それでどうしたの?」などと問いかけながら、やり取りを重ねていくと言葉への関心が高まります。

言葉を発するのが苦手な子には特に耳を傾け、「それは面白いね」などと発言を認めてあげましょう。

表現の機会を増やしてみよう

「経験したこと」「思っていること」を話せるような機会を作り、言葉で表現する楽しさを体験させることが大切です。

なぞなぞ

問いかけに対して答えることを通じて、言葉の発達を伸ばしていくことができます。

しりとり

「食べ物」「動物」「お家にあるもの」など、テーマを決めてしりとりをしていきましょう。

絵本や紙芝居の読み聞かせ

絵を言葉で伝えると、子どものイメージや理解も深まります。

一方的に語るだけでなく物語の内容を子どもに問いかけるなどしていくと良いでしょう。

汚い言葉を使うようになる

「バカ」「ババア」「オシッコ」「ウンコ」などの汚い言葉を面白がって口にするようになります。

これは、相手が同じように面白がる反応を期待しているためであり、「言葉で伝える」「理解してもらう」体験という意味では、一概に否定するべきものではありません。

汚い言葉を一方的に禁止しても面白がってエスカレートしかねません。

「バカと言われたら〇〇ちゃんはどう思う?」などと問いかけながら、汚い言葉を使ってはいけないときがあることを伝えましょう。

発達のめやす【こころ】

自制心と自励心を身に付け、思い通りにならない葛藤を乗り越えて「~だけれども・・・する」という経験を獲得していきます。

これは友達との関係にもおよび「おもちゃを使いたいけど、貸してあげる」などの行動にも繋がります。

自意識が芽生える

「自分は周りの人からどう思われているのだろう」という自意識が芽生え、他者の目を意識するようになります。

他者からの要求に応え、褒められたり認められたりすると嬉しくなる一方で、上手く応えられないときにはふざけるなど、感情の起伏が激しくなります。

「できない」という葛藤を抱えている子に対しては「もっと頑張ろう」と励ますのではなく、「〇〇できなくて悔しいね」と子どもの感情を受け止めて寄り添うことが大切です。

~だけれども・・・する

自分の気持ちを抑える自制心は芽生え、「~だけれども・・・する」という感情が働くようになります。

嫌なことを乗り越えて、前向きに行動する心が形成されるのがこの時期です。

友達の言い分をきいたり、ルールを守らない子と対立したり、調整したりする場面も見られていきます。

まとめ

運動機能の発達によりハサミが使えるようになったり、心が発達し周りに配慮するようになるなど、沢山の成長が見られますね。

「お兄さんお姉さんになってきたな~」と感じてしまうこともあるでしょう。

それではまとめに入ります。

からだ

  • 運動機能の発達
  • ~しながら~する
  • 手指の操作
  • ハサミを使ってみよう

ことば

  • 複文で話すことができるようになる
  • 表現の機会を増やしてみよう

こころ

  • 自意識が芽生える
  • ~だけれども・・・する

この記事があなたの子育てに役立てられれば幸いです。

ありがとうございました。

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