【子育て】2歳6か月~3歳の発達と意識したい関わり方を解説!

魔の2歳児後半戦です!

前回の記事で2歳児前半のお話をしていますので、2歳児の発達のめやす一覧も見ることができるので、良かったら覗いてみてください!

【子育て】2歳~2歳6か月の発達と意識したい関わり方について解説!

前半よりも体の機能が発達し、できることがかなり増えてきます。

そして心の成長もグングン伸びていきます。

ぜひ子育てに活かしてくださいね!

この記事は
  • 2歳児の発達を知りたい!
  • 2歳児の関わり方を知りたい!
  • 子育て・保育に活かしていきたい!

という方に見ていただける記事となっています。

それではよろしくお願いします。

発達のめやす【からだ】

手指、足腰の運動機能が高まることに加え、二次元に対する理解が進み、さらに複雑な動きが可能になります。

引き続き屋外で全身遊びをさせたり、お絵描き、折り紙などの知育遊びを各種用意したりして、遊びの種類を増やしていきましょう。

手指の動き

手指はますます技巧性が増し、紙を折る、たたむなどの動作ができるようになります。

二次元に対する理解が進むことで、お絵描きや積み木の遊び方が複雑に変化していきます。

腕の筋力が強くなる

腕の筋力が強くなり、ボールの上手投げができる機能が整ってきます。

また、鉄棒にぶら下がる時間が長くなったり、腕を左右交互に曲げる、伸ばすなどの動きがスムーズにできるようになったりします。

肘内障に注意を

鉄棒うんていなどに急にぶら下がった時、突然肘の痛みを訴えて泣き出すことがあります。

外傷がなく、腕を上に上げられない場合は、「肘内障」を疑いましょう。

これは、肘の靭帯などがまだ安定していない2~4歳代によく起こる病気で、肘の脱臼です。

大人が子どもの腕をいきなり引っ張ったり、自分で寝ているときに腕を捻ったりしても起こることがあります。

強い痛みを伴いますので、すぐに小児科、整形外科などで手当をしてもらいましょう。

いろいろな歩き方ができるように

横や後ろに歩く、線に沿って歩くなど、複雑な歩行が上手にできるようになります。

最初はできなくても大人と一緒にすることで上手になっていきます。

遊びながらいろいろな歩き方を獲得させていきましょう。

前を向いたまま横歩きや後ろ歩きをする練習をしてみましょう。

後ろ歩きのときは、物や人にぶつかる危険があること、注意しながら行うことも合わせて教えてあげましょう。

左右に理解を促そう

横歩きの練習のときは「右」「左」についても教えましょう。

「右に行くよ」と言いながら右の方向を手で示すなど、耳と目と行動で伝えます。

また「右手から脱いでみようね」「左手も洗ったかな?」など、日常生活でも「右」「左」を意識させるような言葉がけをしていきましょう。

足腰の力が強くなる

足腰の筋肉がさらに鍛えられ、蹴る力、両足で踏み切る力が強まります。

加えて全身のバランス感覚が向上し、つま先やかかとで立つなど、体の重心を前後させて体を支える動きもできるようになります。

発達のめやす【ことば】

言葉の爆発的増加は続き、話せる言葉は500語を超えていきます。

感情を表す言葉や多言語が現れ、大人との会話が少しずつ成り立つように。

引き続き言葉の個人差は大きいため、1人ひとりの成長を見ながら対応していきましょう。

「なんで?」の質問が始まる

大人の言葉や身の回りのことすべてに対して「なんで?」「どうして?」と理由を尋ねるようになります。

これは、新しい言葉の獲得でもあり、獲得した言葉の確認作業でもあります。

子どもの質問には、できる範囲で答えることが大切です。

はぐらかしたり、わからないからと言って笑ってごまかしたりすると、子どもの探求心や好奇心をそいでしまうことになりかねないので注意しましょう。

時には「○○ちゃんはなんでだと思う?」と質問を返して子どもに考えさせても良いでしょう。

また「なんでイチゴは赤いの?」などと大人が答えられない質問をしたときには、一緒に答えを探してみましょう。

しつけや言い聞かせに使おう

「なんで?」の質問が出てくると「ご飯を食べたから歯を磨こうね」「手が汚れたから洗おうね」という因果関係を表す文章が理解できるようになります。

日常生活のしつけなどに活用してみましょう。

自分の名前が言える

フルネームや自分のクラス名、自分の性別などが言えるようになります。

数も2ぐらいまで理解できるため、年齢を答えられる子も。

自分の情報だけでなく、家族や友達の情報もどんどん覚えて言えるようになっていきます。

自分の情報が言えない子には、質問に答える練習を繰り返すことで、スラスラと言えるようになってきます。

答えられたら沢山褒めてあげましょう。

多語文が話せるように

二語文から発展して、3つ以上の言葉を使って話す多語文が現れます。

単語の羅列から始まりますが、徐々に助詞を入れることを覚えます。

自分の気持ちや状況などが少しずつ伝えられるようになり、急速に話す力が進み、語いも増えていきます。

発音がハッキリしなかったり、言い間違いをしても、きつく訂正しないようにしましょう。

子どもの言葉のあとに「そうだね、○○だね」と正しい発音を繰り返しましょう。

発達のめやす【こころ】

「自我の充実」が訪れることで、少しずつ他者に関心が向くようになります。

また、他者と関わることで関係性、遊びの中のルールといった社会性も身に付き始めます。

自我の充実が訪れる

これまでは何でも自分中心の世界でしたが、3歳に近づくにつれ、少しずつ他者にも目を向け、受け入れられるようになってきます。

これを「自我の充実」と言い、あわせて社会性が身に付き始めます。

物事のルールを意識する

遊びや生活の中にルールがあることを理解し始めます。

大人が教えることで、徐々におもちゃを借りる順番を待ったり、自分が遊んでいたおもちゃを友達に貸したりができるようになっていきます。

初めは「早く○○で遊びたい」という気持ちが勝つが、大人が順番というルールを繰り返し教えることで、待てるようになります。

また、追いかけっこなどの遊びをすることでもルールを守ることを体得できます。

自律心が芽生える

やりたくないことがあると、今まではかんしゃくを起こして拒否していました。

この時期になると、かんしゃく後に自分で気持ちを立て直すことができるようになります。

そして「やりたくないことだけどやってみようかな」という自律の心が芽生えてきます。

他者に物を分け与える

物を配分するとき、今までは自分だけに配ったり、自分に沢山配るようにしたりしていましたが、他者にも均等に配れるようになります。

足りない分は自分の配分の中から分けることのできます。

他者との関係性をはかる

他者と少しずつ関わる中で、相手と自分の関係性をはかるようになります。

例えば、相手よりも立場が強い、弱いなどを判断して行動しようとしたり、好きな友達ができたりします。

今は平行遊びの時期ですが、自分が気に入った友達がいると同じ場所で遊ぶなど、積極的に関わろうとします。

認められる経験を与えましょう

親や保育者など身近な人によって、自分の主張や存在を十分に認めてもらう経験を沢山することで、他人を受け入れることができるようになっていきます。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

前半よりも運動機能や心の発達が目に見えてわかりますよね。

それでは内容をまとめていきましょう。

からだ

  • 手指の動き
  • 腕の筋力が強くなる
  • いろいろな歩き方ができるように
  • 足腰の力が強くなる

ことば

  • 「なんで?」の質問が始まる
  • 自分の名前が言える
  • 多語文が話せるように

こころ

  • 自我の充実が訪れる

今回の内容があなたの子育てに役立ててもられれば幸いです。

前半の記事をまだ見ていない方は、一度ご覧になってみてください。

【子育て】2歳~2歳6か月の発達と意識したい関わり方について解説!

ありがとうございました。

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