【発達】1歳~1歳6ヶ月の発達と意識したい関わり方について解説!【子育て】

すくすくと成長してきた我が子。

成長を見守るのは親や保育士としては、とても嬉しいくて楽しい時間ですよね。

今後も心と身体がドンドン成長していくのを側で見守りたいですね!

しかし、その成長の裏のには不安もあるかと思います。

生活リズムが変わってきてどうしたらいいかわからない

自己主張してきて、どうしたらいいのかわからない

こういった悩みも成長の過程に出てくると思います。

ともくん
ともくん

大丈夫です。

不安になることはありません。

この記事を読んでいるあなたは、子どもの成長に真摯に向き合っているのだと思います。

そんなあなたにこの記事を読んで1歳児の発達と関わり方について解説していきますので、どうか参考にしてください!

子育て中のあなたの役に立てれば幸いです。

赤ちゃんの発達についても書いていますので、良かったら覗いてみてください!

【パパ・ママ必見】0~3か月の発達の目安と意識したい関わり方を解説

発達のめやす一覧

身体発育値

体重

  • 1歳0~1ヶ月未満 男子9.28kg 女子8.71kg
  • 1歳6~7ヶ月   男子10.41kg 女子9.79kg
  • 1歳11~12ヶ月 男子11.37kg 女子10.73kg

身長

  • 1歳0~1ヶ月未満 男子74.9cm 女子73.3cm
  • 1歳6~7ヶ月   男子80.6cm 女子79.2cm
  • 1歳11~12ヶ月 男子85.1cm 女子83.8cm

胸囲

  • 1歳0~1ヶ月未満 男子46.1cm 女子44.8cm
  • 1歳6~7ヶ月   男子47.6cm 女子46.2cm
  • 1歳11~12ヶ月 男子48.7cm 女子47.3cm

頭囲

  • 1歳0~1ヶ月未満 男子46.2cm 女子45.1cm
  • 1歳6~7ヶ月   男子47.6cm 女子46.5cm
  • 1歳11~12ヶ月 男子48.3cm 女子47.2cm
からだ
  • 1人立ちを経て、1人歩きができる
  • 歩行が安定してくる
  • しゃがむことができる
  • 歩いて物を運ぶ、車を押して動かせる
  • ボールを足で蹴る、また手で投げることができる
  • つまむ、めくる、移し替えるなどの作業ができる
  • スプーンを使って食べられる
  • 積み木を3個以上積める
ことば・こころ
  • 驚き、怒り、不安、不満などの感情が発達する
  • 大人の行動をマネするようになる
  • 自我が拡大し「だだをこねる」行動が見られる
  • 大人の言うことが理解できる
  • 「ワンワン」「ブーブー」などの2つ重ねの音声を出す
  • 物を取り合う
  • 「いや」「ダメ」などの否定語を使って主張する
生活習慣
  • 離乳食から1歳児食事へ移行
  • スプーンやフォークを使い始める
  • 昼間は1回睡眠へ移行
  • 出る前に排泄を表現する
  • 自分で着替えをしたがる

これらはあくまでも目安なので参考にしてみてください。

発達のめやす【からだ】

1人歩きができ、道具を使えるようになるなど、人としての動きの基礎ができるようになる時期です。体つきも乳幼児型を卒業し、スマートな幼児体型へ変化します。

1人で歩けるように

最初は両手を上げてバランスを取りながら大きい歩幅で歩きますが、慣れてくると両手を下げて歩幅も小さくなってきます。

一般的には遅くとも1歳6ヶ月までに1人歩きができるようになります。

1人歩きに慣れると、ボールを蹴る、物を拾って歩く、後ろに少し下がる、小走りをするなどの動きもできるようになります。

1人歩きが安定したら、段差や階段、砂利道などにチャレンジしてみましょう。

平坦ではない道を歩くことで、平衡感覚が身に付きます。

転ばないように子どもの側に付くようにしましょう。

沢山の色がわかる

原色以外の色を認識できるようになります。

色彩の豊かな絵本を見せたり、色を使った遊びを取り入れたりして、沢山の色に触れさせましょう。

色の名前を言えるようになるのは、早い子で1歳6ヶ月ごろから。

沢山の色を見せて、大人が色の名前を教えてあげましょう。

体型が変化する

つかまり立ちや伝い歩き、1人歩きなど動きが活発になることで、下半身が引き締まり、全体的に筋肉がついてきます。

この頃になると、ふっくらとし丸みのある乳幼児体型から幼児体型へと変化します。

手指で道具を操る

手指の動きはさらに細かくなり、道具を使うことができるようになっていきます。

月齢が進むにつれ、操り方がスムーズになります。

また、手首の動きが発達することで、回す、ねじるなどの動きも可能になります。

できるようになってくるものとして

クレヨンを使う

積み木を重ねる

スプーンを使うことができようになってきます。

音への関心が高まる

色々な音が聞けるようになり、自分から見えない場所で鳴った音にも反応するようになります。

音がした方向を正確に見たり、実際に確かめに行ったりするなど音に対する関心が高まっていきます。

隣の部屋などの離れた場所で音が鳴ったりすると、それを大人に知らせるそぶりを見せることも。

「電話が鳴ったね」など反応をしていきましょう。

発達は一進一退

発達の仕方は一定ではありません。

「1人歩きをしていたのにハイハイに戻った」「マンマが言えなくなった」など、できていたことを急にしなくなることはよくあることです。

大人は焦りを感じがちですが、発達の段階は一進一退です。

「どうしてできないの?」と赤ちゃんを責めずに、やさしく見守るように伝えましょう。

発達のめやす【ことば】

日常的なフレーズがわかり、言葉をグループ分けして呼ぶなど、言葉の理解がドンドン進む時期です。

大人が沢山声をかけることで、子どもの中に言葉が蓄積していきます。

簡単な単語がわかる

1歳前後には「ワンワン(犬)」「クック(靴)」「ブーブー(車)」などの簡単な言葉を言われると、何を指すのかを理解できるようになります。

また「おんも(お外)に行こうね」「おねんねしようね」といった日常的なフレーズもわかるようになります。

月齢が進むと言葉を理解して、自分から玄関に行ったり、靴をはこうとしたりするなど行動がわかってくる。

大人の言葉をマネする

大人が「クック(靴)」と言ったら「ク」、「バナナ」と言ったら「ナ」など、1歳3ヶ月を過ぎると、大人が話す言葉の語尾を繰り返すようになります。

そこからだんだんと1つの単語を口にできるようになります。

マネをしながら子どもは話す練習をしています。

ぬいぐるみを使ったり絵本の絵を見せたりしながら、マネしやすい簡単な言葉を教えていきましょう。

物事をグループ分けして呼ぶ

1歳3ヶ月ころになると、動物は全て「ワンワン」、乗り物は「ブーブー」などと、共通する特徴を持つグループを1つの名前で言ったりするようになります。

月齢が進むと、グループの中にも複数の名前があることがわかり、語彙が増えていきます。

最初のうちは、猫を「ワンワン」と呼んでも「違うよ」と頭ごなしに否定するのは避けましょう。

まずは「そうだね。ワンワンだね」と同調しましょう。

語彙が増えてきたころに「これはニャンニャンと言うんだよ」と教えてあげましょう。

発達のめやす【こころ】

自我が芽生えることで、さらに自己主張が強くなり、何でも自分でやろうとする欲求が高まってきます。

また、おもちゃの取り合いなど、子ども同士のトラブルも現れるため注意が必要です。

何でも自分でやりたがるように

自我が芽生え、さらに「自分」という主張をします。

また、自分で何でもしたがるようになり、大人の助けを拒否しますが、まだ上手にできないもどかしさから激しい癇癪(かんしゃく)を起こすこともあります。

やりたいという気持ちはあっても、身体の機能がそれについていきません。

そのもどかしさを理解することが大切です。

うまくいかなくてもほめてあげましょう。

感情が豊かになる

喜怒哀楽など単純な感情だけでなく「照れる」「すねる」「悔しい」など新しい感情が育ってきます。

まだ自分で気持ちを鎮めたりコントロールしたりができないため、抱いた感情をそのまま大人にぶつけてきます。

言葉で気持ちを表現できず、もどかしい思いから怒って泣いたりする。

大人がその感情を汲み取り、言葉にしてあげることで、赤ちゃんの気持ちをなだめてあげましょう。

行動のマネが盛んに

テレビをつける、ゴミをゴミ箱に捨てる、パソコンのキーボードを叩くなど、大人の行動をマネする「行動模倣」が盛んになってきます。

まだ意味はわからなくても日常の習慣や行動などを体で覚えていくのです。

「もっと上手にマネしよう」という意欲が生まれ、色々なことにチャレンジする心も育ちます。

危険な行動をしたときは

危険なマネをしたときには「これをしたら手を挟んで危ないよ」と理由を説明して、危険だということを教えましょう。

まとめ

0歳から1歳になると様々なことが変化していきますね。

からだ
  • 1人で歩ける
  • 色がわかる
  • 体型が変化する
  • 手指で道具を操る
  • 音への関心が高まる
ことば
  • 簡単な単語がわかる
  • 大人の言葉をマネする
  • 物事をグループ分けして呼ぶ
こころ
  • 何でも自分でやりたがるようになる
  • 感情が豊かになる
  • 大人のマネが盛んになる

自己主張が強くなってきて、大人が困る場面も出てくると思いますが、気持ちを受け止めつつ、子どもの成長を楽しんでいきましょう。

この記事があなたのお役に立てれば幸いです。

ありがとうございました。

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