【子育て】2歳~2歳6か月の発達と意識したい関わり方について解説!

「魔の2歳児」

こんな言葉を聞いたことがある方もいるでしょう。

可愛い子ども達ですが、心が成長してきて自己主張が激しくなってくる時期が2歳児です。

その激しい主張により関わり方がわからなくなり迷ったり、落ち込んだりすることもあるでしょう。

この記事では2歳児の発達について触れていますので、きっとあなたの子育てに役立つでしょう。

一度読んでみて、子育ての役に立ててくださいね!

この記事はこんな人にオススメ
  • 2歳児の発達について知りたい!
  • 我が子の子育てに役立てたい!
  • 発達に合った関わり方をしていきたい!

こういったことが学べると思います。

是非最後までご覧ください。

【子育て】2歳6か月~3歳の発達と意識したい関わり方を解説! 【1歳の発達】1歳6ヶ月~2歳児の発達と意識したい関わり方を解説【子育て】

発達のめやす一覧

身体発育値

体重

2歳0~6か月未満 男子12.03kg 女子11.39kg

2歳6~12か月  男子13.10kg 女子12.50kg

身長

2歳0~6か月未満 男子86.7cm 女子85.4cm

2歳6~12か月  男子91.2cm 女子89.9cm

胸囲

2歳0~6か月未満 男子49.4cm 女子48.0cm

2歳6~12か月  男子50.4cm 女子49.0cm

頭囲

2歳0~6か月未満 男子48.6cm 女子47.5cm

2歳6~12か月  男子49.2cm 女子48.2cm

からだ

  • 転ばず上手に歩く
  • その場で両足跳びをする
  • 足を交互に出して階段を上り下りする
  • 「遅い・速い」「弱い・強い」などがわかり、動きを自己調節できる
  • 粘土をちぎったり、丸めたりする
  • ドアノブを回す、みかんの皮をむくなどができる
  • 直線・丸・十字が描ける

ことば・こころ

  • 「マンマ、ほちい」など、2つの単語を繋げた二語文を話す
  • 大人の手を借りずに、何でも自分でやろうとする
  • 友達に興味を持ち始める
  • 「なに?」などの質問をする
  • 思い通りに物事を進めようとして、反抗的になったり自己主張したりする
  • 「手を洗ってから、食事をする」など、見通しを持って行動できる
  • ごっこ遊びができる

生活習慣

  • 食べ物の好き嫌いがハッキリする
  • 昼間の1回睡眠が安定化する
  • 失敗もあるが、尿意を自分で知らせ、トイレで排泄できるようになる

発達のめやす【からだ】

全身の運動機能が発達し、より複雑な動きがスムーズにできるようになります。

自分の意志で体を動かせるのが楽しく、常に飛び跳ねたり、走り回ったりと落ち着くことがありません。

いろいろな走り方ができる

歩行が安定し、これまでよりも速く走ることができるようになります。

また、走りながら前傾姿勢を取る、走っている途中に方向転換するなど、スムーズではありませんが動きにバリエーションがつけられるようになります。

この時期から「遅い・速い」「弱い・強い」といった動きを理解し、実践できるようになります。

例えば、全速力からスピードを弱めるなど、スピードの緩急が自由に調節できるほか、大人からの呼びかけに」よってもスピードが変えられる。

こんなこともできるように
  • 手すりにつかまらず1段ごとに足をそろえて階段の上り下りをする。
  • 水や風などの抵抗に逆らって歩く。
  • 腰を曲げて地面に落ちているものを取る      など

足腰の筋力がアップする

足腰の筋力が発達することで、段差から両足で飛び降りたり、両足でジャンプをしたりができるようになります。

また全身のバランスが安定し、椅子や台の上に安定して立てるようになります。

椅子などの高さのあるものを見つけると、積極的にその上に乗ろうとします。

足場が不安定な段ボールなどは片づける、椅子は倒れにくく安定感のあるものを選ぶ、低い家具は壁に取り付けるなどして事故を予防しましょう。

2歳児はいつでも動いていたい

食事中に立ち歩いたり、絵本やおもちゃに集中できなかったり、いつでも飛んだり跳ねたり…

この時期の子どもを見ると、大人は「落ち着きがなくて、大丈夫かな?」と不安になるかと思います。

2歳にもなると、ある程度自分の思い通りに体を動かせるようになるため、色々なことに挑戦したいという気持ちが湧きあがり、いつでも動き回ってしまうのです。

2歳の落ち着きのなさは発達の一部ととらえ、心配せずに成長を見守っていきましょう。

手指の力をコントロールする

手指の動きはますます精度が増し、指先の角度を変えながら力の入れ具合を変化できるようになります。

指先でひねる、ねじる動きが可能になるほか、左手で瓶をおさえて、右手で蓋を開けるなど、両手を協応させる動きもできるようになります。

また、利き手が決まってくる時期にもなります。

中には左手ばかり使う子も出てきますが、右手を使うよう強制することはなるべく避けましょう。

無理強いすると、クレヨンやスプーンを持つのを嫌がるようになり、手指の発達を阻む恐れがあります。

この時期は利き手がどちらかより、手指を沢山使わせることが大切です。

歯が生えそろう

早い子は2歳前後、遅い子は3歳までに第二乳臼歯(にゅうきゅうし)という一番奥の歯が生え、20本の乳歯がすべて生えそろいます。

これによって、しっかりと物を噛むことができるようになります。

第二乳臼歯は特に歯ブラシが届きにくいため、虫歯になりやすい部分です。

仕上げ磨きのときには奥歯を丁寧に磨きましょう。

発達のめやす【ことば】

話せる言葉が爆発的に増加し、2歳ごろには約300語が話せるようになります。

この時期の一番の発達は、二語文が現れること。

自分の欲求を言葉で伝えられるようになり、ますます語らいが増えていきます。

物の名前を聞いてくる

2歳前後から、物には名前があることを理解するようになります。

名前を覚えて自分のものにしたいという欲求が高まり、興味がある物を指して「なに?」と聞いたり、大人に物を差し出して名前を教えるように求めたりします。

自分の質問に対してきちんと答えてくれる人に対して、子どもを安心感を抱き、その気持ちが信頼感へと繋がります。

子どもの問いかけには丁寧に答えていくとともに、物の役割を教えていきましょう。

繰り返して尋ねるわけ

同じ物について何度も名前を尋ねてきます。

名前を忘れてしまったわけではなく、何度も耳で確かめることによって、覚えている名前が正しいことを確認しているのです。

問いかけには何度でも答えてあげましょう。

二語文を話すように

2歳前後から「マンマ、食べる」「ブーブー、乗る」など、軸語になる名詞に動詞を加えた二語文が現れます。

これによって、自分の要求や思いを言葉で伝えられるようになり、人との対話ができるようになります。

まだまだ言葉の準備期間

二語文が現れる前に、言葉の増加が停滞する子もいます。

不安に思う人もいますが、二語文を話す準備期間と考え、あまり心配しないようにしましょう。

また二語文は早ければ1歳6か月ごろ、遅ければ3歳ごろ現れ、個人差が大きいことも覚えておきましょう。

形容詞、副詞も使えるように

物の大きさや長短などを認識し、「大きい・小さい」「長い・短い」など対になる形容詞表現を使うようになります。

また「いっぱい」「ちょっと」などの副詞も使えるようになり、微妙なニュアンスが伝えられるようになります。

発達のめやす【こころ】

一般的に言われる「いやいや期」に突入します。

自我が拡大し、何に対しても「いや」と言ったり、自分でやりたがったりする気持ちが強くなります。

この時期は、子どもの気持ちを受け止め、認めることが最も重要です。

自我が拡大する

2歳ごろから「自我の拡大」が始まり、自分と他者が違うものであるという認識が進みます。

そのため自己主張がますます強くなっていきます。

一見、ただのわがままのようですが「自分を認めてほしい」という気持ちの現れでもあります。

心の成長のためには必要な過程と捉えて向き合っていきましょう。

何でも「いやいや」

大人が提案したことに対して、何でも「いやだ」と否定するようになります。

これは「自分で決めたい」「自分を認めて欲しい」という主張です。

自分の領域を広げたい

「もっと~が欲しい」という思いが強くなり、自分の領域を広げようとします。

おもちゃやお菓子を独り占めしたり、自分はすでに持っているのに欲しがったり、他の子と何かを分けることを拒否します。

褒めてほしい

「褒めてほしい」という欲求が強まります。

何かを達成したとき、得意げな顔を見せたり、大人の方を振り返ったりして「ほめてほしい」そぶりを見せます。

そんなときは「○○ちゃん、えらいね」と名前を呼びながら、沢山褒めてあげましょう。

自分で何でもしたい

引き続き自分で何でもやりたがりますが、この時期にはさらにその思いが強まります。

とはいえ、まだ大人の手を借りずにはいられません。

大人が上手に手助けをしながら目的を達成するように誘導していきましょう。

気持ちに理解を示そう

「やだ」という気持ちを理解し、寄り添う言葉をかけましょう。

「自分の気持ちをわかってくれている」と感じ、心が落ち着いてきます。

「明日来ようね」などと気持ちを別の方向へ向かせることで、感情の切り替えをさせてみましょう。

また、押しつけに反発をします。

子どもに選択肢を渡すことで「やりたいことを自分で決めたい」という欲求が満たされます。

まとめ

今回は2歳~2歳6か月の発達について解説していきました。

からだ

  • いろいろな走り方ができる
  • 足腰の筋力がアップする
  • 手指の力をコントロールする
  • 歯が生えそろう

ことば

  • 物の名前を聞いてくる
  • 二語文を話すように
  • 形容詞、副詞も使えるように

こころ

  • 自我が拡大する
  • 何でも「いやいや」
  • 自分の領域を広げたい
  • 褒めてほしい
  • 自分で何でもしたい

1歳児よりも大きな変化が沢山ありましたね。

体の成長も著しいのですが、心の成長が特に凄いと感じています。

「わがまま言ってる」と感じてしまうこともあると思いますが、一度落ち着いて子どもの気持ちを受け止めていきましょう。

最初は難しいときもあると思いますが、意識していくと慣れていき、自分の心にも余裕がうまれてくると思いますよ。

あなたの子育てに少しでも役立ててもらえたら幸いです。

ありがとうございました。

【子育て】2歳6か月~3歳の発達と意識したい関わり方を解説!

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